デジタルイラストを制作するのは一見難しいイメージがありますが、実はスマホやパソコンが普及している現在では誰でも簡単にLINEスタンプを作ることができます。
本記事では、これからLINEスタンプ作りを始める方に準備すべき道具をご紹介します。
デジタルイラストを描く方法はパソコンやスマホなど色々あるので、自分の制作環境にはどれが適しているかの参考にしていただければと思います。
この記事を読んでわかること
- LINEスタンプを制作するために必用なもの
- 自分にあったスタンプの作り方
- 制作にオススメな道具
LINEスタンプ制作に必ず必用なもの
LINEスタンプをストアで販売するためには、制作したスタンプを審査に出したり、販売したりするためのアカウントが必要になります。
LINEアカウント
スマホを持っている人であればほとんどの人は利用していると思いますが、スタンプの販売には無料トークアプリ「LINE」のアカウントが必用です。
スタンプの販売状況や審査結果などの通知は、LINEのアプリを通して連絡が来ます。
わざわざクリエイター用にアカウントを新しく作成する必要はありません。現在アプリを利用していればそのままアカウントを使用しましょう。
LINEクリエイターズマーケットアカウント
作成したLINEスタンプや絵文字の審査から販売までは「LINEクリエイターズマーケット」のアカウントが必用になります。
登録時に、トークで使用しているLINEのアカウントとの紐付けが必要になるので、普段使用しているアカウントで登録しましょう。
クリエイターズマーケットでは、スタンプ制作のガイドライン(ルール)や審査、売上の出金、統計情報の確認など色々なことができます。
- LINEスタンプ作成のためのガイドラインを確認
- 作成したスタンプの審査
- 収益の確認・出金
- 統計情報の確認
LINEスタンプ制作にあった方が良いもの
続いて、スタンプを制作する際にあった方が良いものをご紹介します。
作品のクオリティUPや作業工程の簡素化・時間短縮など、使用するツールによって売上や作業効率がかなり左右されるので、できるだけ多くのツールを準備しましょう。
ペイントソフトまたはアプリ
スタンプは最終的にPNG形式にする必要があるので、パソコンやスマホ上でイラストが描けるソフトやアプリがあると便利です。
パソコンを使って制作する場合はペイントソフト、スマホやタブレットの場合はペイントアプリをインストールしましょう。
ペイントソフトには有料版や無料版がありますが、パソコンなら有料ソフト、スマホやタブレットなら無料アプリがオススメです。
有料版のペイントソフトには、絵の具風のツールや画像素材など、作風の幅を広げてくれるような機能が沢山付いています。
一方、スマホ上のペイントソフトは有料でも無料でも大差ないので無料版で大丈夫です。
スキャナー
鉛筆で描いた下書きをスキャンして、デジタルペイントツールでなぞってスタンプを制作するクリエイターは割と沢山おられます。
デジタルで下書きをするよりも、実際に紙に描いた方が作業時間が短くなる場合は、プリンターのスキャン機能を使いましょう。
最近では、スマホアプリでも写真から線が抽出ができますが、スタンプ1枚1枚写真を撮っていると時間がかかるので、こちらの方法は余りオススメできません。スキャンはあったらいいな、程度に考えておきましょう。
板タブレットや液晶タブレット
デジタルイラストを描く際に便利なのが板タブや液タブと呼ばれるタブレット端末です。
LINEスタンプを制作しているクリエイターのほとんどの方は、これらのタブレット端末をパソコンにつなげて使用しています。
スマホに指で描いていると時間もかかりますし、作品のクオリティも落ちてしまうので、スタンプ制作に本気で取り組みたい方は最低限タブレット端末を用意しましょう。
iPad & Apple Pencil
家にパソコンが無い方や板タブや液タブを持っていない方は、iPadで代用することができます。
最近のiPadやApple Pencilの性能は良いため、他タブレット端末より操作性には若干劣りますが十分に使えます。
iPadではイラスト制作の定番ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」も使用できます。
私の作画環境
LINEスタンプクリエイターを5年以上やっている私の制作環境をご紹介します。
- Wacom cintiq pro 13 (液タブ)
- CLIP STUDIO PAINT PRO (有料ペイントソフト)
最近、液晶タブレットは安価な中華製の商品が増えてきましたが、破損した時の修理費が高かったり修理すらできない場合もあるので日本製をオススメします。日本製の液タブと言えばWacomの製品1択です。
「液晶タブレットは高いしなかなか買えない」という方は、ビギナー向けに発売された安価な液晶タブレット「wacom one」という商品がオススメです。