どうも、LINEスタンプクリエイターのくも(@kumo_stamp)です。
在宅ワークでLINEスタンプ制作を副業として始める人が増えてきました。作成する前にまず悩んでしまうのが、何のペイントツールやアプリを使えばいいかというところ。
ペイントソフトは無料なツールでも十分使えますが、やはりLINEスタンプで稼ぐことを考えると「CLIP STUDIO PAINT」や「Adobe Illustrator」「Photoshop」などの有料ツールを早いうちから導入しておいた方が作品クオリティや時間効率の面で生産性が上がります。
この記事では、LINEスタンプクリエイターである私が使用しているCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)というペイントソフトをご紹介します。
CLIP STUDIO PAINTとは
CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)は、世界でも多くのシェアを獲得している日本製のペイントソフトです。プロのイラストレーターやマンガ家、アニメーターも利用しているため、デジタルイラストを描くならコレといったまさに定番のソフトです。
「CLIP STUDIO PAINT PRO」と「CLIP STUDIO PAINT EX」の違い
CLIP STUDIO PAINTには「CLIP STUDIO PAINT PRO」と「CLIP STUDIO PAINT EX」の2種類があります。それぞれの違いは以下の通りです。
CLIP STUDIO PAINT PRO | イラスト・漫画・アニメーション制作(一般向け) |
CLIP STUDIO PAINT EX | イラスト・漫画・アニメーション制作(プロ向け) |
「PRO」と「EX」の大きな違いは一般向けかプロ向けかになります。といっても、イラストを描く機能や漫画、アニメーションを制作する機能のほとんどは同じで、「EX」ではプロ仕様に少しだけ機能が追加されているだけになります。
普通にイラスト制作を楽しみたい方、LINEスタンプや絵文字を作成したい方は「PRO」の機能で十分です。もし「PRO」を購入した後に「EX」にしておけばよかったな~と思った場合は、後に料金プランを説明しますが差額を払えばバージョンアップできるのでとりあえず最初は「PRO」を選びましょう。
料金プラン
CLIP STUDIO PAINTは、パソコン・タブレット・スマホなどの様々なデバイスに対応しています。2021年11月現在でのサポート機種は、Windows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebookになります。デバイスによって料金プランが異なるので、ソフトの導入を検討している方は、自分の使用しているデバイスの場合はどのパターンに当てはまるかしっかり確認しましょう。
CLIP STUDIO PAINTの料金プランは「PRO」「EX」それぞれに①買いきりプランと②月額利用プランの2種類があります。
①買いきりプラン(おすすめ)
- 対応デバイス:Windows / macOS
- 「PRO」:パッケージ版…9,200円 / ダウンロード版…5,000円
- 「EX」:パッケージ版…37,200円 / ダウンロード版…23,000円
買いきりプランは、1度購入すれば追加料金無しでずっと使い続けられる永久ライセンスプランです。対応デバイスはパソコンのみとなっているので、板タブや液晶タブなどのパソコンに接続して使用するデバイスを使用している人向けのプランになります。パッケージ版とダウンロード版で値段が大きく異なりますが内容は全く同じです。LINEスタンプや趣味でイラストを描きたい人は、ダウンロード版(5,000円)でCLIP STUDIO PAINTがずっと使えるようになります。注意する点として、iPadやタブレット端末で買いきりプランは選択できません。
②月額利用プラン
- 対応デバイス:Windows / macOS / iPad / iPhone / Galaxy / Android / Chromebook
- 「PRO」:最低100円/月~
- 「EX」:最低300円/月~
月額利用プランは、使用するデバイスや利用したい機種数に応じて値段が異なります。iPadを使っている方は「PRO」が月額480円、「EX」が月額980円で利用できます。AdobeのIllustratorと比較するとかなりお得です。
CLIP STUDIO PAINTの特徴
クリスタを5年以上使い続けている私がCLIP STUDIO PAINTを導入することのメリットをご紹介します。
買いきりプランはデバイス2台分のライセンスを使用できる
買いきりプラン限定にはなりますが、パッケージ版・ダウンロード版ともに1回の購入でパソコン2台分のライセンスを使うことができます。私は自宅用パソコンと外出先に持ち出すノートパソコンそれぞれのデバイスでライセンス登録をしているので、家でも外出先でも使用できて便利です。
イラスト制作に使える無料素材が多い
クリスタにはスクリーントーンや吹き出し、集中線などの漫画用素材から、ハートやキラキラなどの装飾、人や建物やオブジェクトの3Dモデルといったものまでありとあらゆる素材が揃っています。一部素材は有料で購入する必要がありますが、無料で配布されている素材も沢山あります。私は「こんなイラストが描きたいのに上手く描けないな~」という場合に3Dモデルを使ったりします。
APNG書き出しができる
LINEアニメーションスタンプやアニメーション絵文字を作るために必要なAPNG形式をそのまま書き出すことができます。他のペイントソフトでは複数のPNG画像を作成してもAPNG形式に変換する別のソフトを使用しなければいけませんが、クリップスタジオではそのまま書き出すことができるので時間効率が圧倒的に上がります。
ベクターレイヤーを使用できる
ベクターレイヤーという言葉に聞き馴染みは無いと思いますが、簡潔に言うとイラストを拡大しても縮小しても画質が落ちないようにできます。絵を描いていて「なんかこれ小さく描きすぎたな」という時にパーツを拡大しても画質が落ちないので、書き直し作業もする必要がありません。
ソフトウェアアップデートで機能が追加される
クリスタは割りと頻繁にソフトウェアアップデートによって新しい機能が追加されていきます。私の覚えている限りでも、ショートカット登録や3Dモデル、ブラシの追加などなど、利用者の「こんな機能があったらいいのにな」という機能を次々と追加してくれます。しかも、アップデートは全て無料です。
高機能なのに安すぎる
クリップスタジオペイントは買いきりの場合は最低5,000円、iPadで月額利用プランの場合でも月480円で利用することができます。AdobeのIllustratorは月額2,480円するので、価格を比較すると圧倒的に安いことがわかります。無料ソフトを使うよりも、有料ソフトの機能をバンバン使ったほうが作業効率も上がって結果的にプラスになると思います。
まとめ
無料ソフトでも十分イラストが描けるのに、わざわざお金を払って有料ソフトなんか使う必要はないと考える方も多くいらっしゃいますが、イラスト素材を使うと作品の幅も広がりますし、何と言っても時間効率が圧倒的に良くなります。今まで沢山時間を描けていた作業が数十分~数時間短くなると考えるとあまり効果を実感しないかもしれませんが、積み重なると莫大な時間を無駄にしていることになります。有料ソフトを導入するなら早いに越したことはないので、積極的に導入していきましょう。
↓無料体験版もやっているそうです↓